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PreDiabetesを治そう

Updated: Oct 22

成人型(Type II)糖尿病は心筋梗塞、及び腎不全や脳卒中と強く相関しています。糖尿病患者は、普通の患者よりも12年も早く心臓病を患うと言われています。糖尿病は最初の4-7年位は症状が全くないことが多いので、医療機関を受診して、無症状状態から健康診断で糖尿病のスクリーニング検査を受けることが重要です。糖尿病になる前の段階(Prediabetes)で、生活習慣や食事療法を改善することで、糖尿病を避けることが可能です。


Prediabetes状態は、血糖値は正常値より高いものの、II型糖尿病と診断されるほど高くはない状態です。糖尿病と同じように、Prediabetesは心臓病、脳卒中のリスクが高まる状態と定義されています。Prediabetesの基準は、空腹時血糖(FPG)値が100~125 mg/dL、またはヘモグロビンA1c(HbA1c)値が5.7%~6.4%です。



米国糖尿病学会(ADA)は、糖尿病やPrediabetesの診断に主に2つの検査を使うことを勧めています。

1.空腹時血糖値(FPG)検査: 少なくとも8時間絶食した状態での血糖値を測定します。FPGが100~125 mg/dLの場合、Prediabetes状態と診断されます。

2.HbA1c検査:過去2~3ヶ月間の平均血糖値を示す血液検査です。HbA1c値が5.7%~6.4%の範囲にある場合、Prediabetesと定義されます。


ADAは、Prediabetesと診断された場合、II型糖尿病を予防または遅延させるために、生活習慣の見直しと糖尿病予防プログラムへの参加を推奨しています。週に少なくとも150分間の運動(早歩きなど)を含む定期的な運動が勧められ、肥満を避けることを推奨ています。


その他、経口ブドウ糖(75g)負荷試験も、II型糖尿病またはPrediabetesのスクリーニングするために使用するのは可能です。(1)ただし、現在、アメリカではほとんどの内科や内分泌専門医は妊娠糖尿病のスクリーニングのみに経口ブドウ糖負荷試験を用いています。妊娠していない場合は、ADAが推奨した上記2つの検査を使います。




 
 
 

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